ナゲツケサル単体考察【シングル】
ナオトです。
今回は、S4で私の相棒ポケモンとして活躍したナゲツケサルについての単体考察記事を書きます。実際にこのナゲツケサルを使って組んだ構築記事はこちら。
ナゲツケサルとは
特性 レシーバー、まけんき
H100 A 120 B90 C40 D60 S80 計490
第7世代より登場したポケモン。特性や、対になるをみても、明らかにダブルバトルを想定して調整されたポケモンであり、シングルバトルでその姿を見ることは少ない。だが、夢特性のまけんきは、ダイマックス技による能力低下が起こりやすい剣盾の環境において、シングルでも非常に有用な特性である。
合計種族値は決して高いほうではないが、無駄のない配分のため耐久、火力、素早さすべてがそこそこの水準であり、調整しがいがあるポケモンと言える。
タイプはかくとう単タイプ。フェアリー、ゴースト、ダイジェット環境の剣盾では向かい風である。ちなみに、ナゲツケザルではない。
調整
特性:まけんき
性格:いじっぱり
持ち物:でんきだま
はたきおとす
なげつける
H191(124) A182(204) B112(12) D92(92) S110(76)
H…16n-1
A…なげつける+はたきおとすでH4確1
なげつける+アイアンヘッドでH4確1
B…ハチマキのドラゴンアロー確定耐え
D…補正なしのエアスラッシュ確定耐え
S…S2↓抜き、4振り抜き
型考察
まず、すべてのポケモン中最も「なげつける」が似合うを、なげつける型として使いたかった。その上で
・でんきだまをなげつければ、ラム、スカーフ以外のすべてのの上を取って、そのまま起点にできたり、倒すことができる
・地面タイプもまひにできるため、のタスキを削りつつ、上を取れる
点からでんきだまを採用、先発起用されやすいを刈る役目を任せることにした。
技考察
・なげつける
コンセプト技のため確定。まひを入れればほとんどのポケモンの上を取ることができる。
・はたきおとす
を倒すため確定。かくとう技との補完にも優れる。あたりのきのみを落とせるのも大きい。
タイプ一致技。この型では耐久の下がるインファイトよりこちら。との対面を例にすると、1ターン目のじしん受けてなげつける→2ターン目こちら上からドレパンで体力を温存したまま突破が可能になる。
・アイアンヘッド
フェアリータイプへの打点。まひるみでを突破したときの快感は一入。
・ビルドアップ
より遅い物理ポケに強く出れる。最初採用してたけどあまり使い道がなかった。ただダイウォールが打てるようになるのは地味にでかい。
・ちょうはつ
あたりに強くなる。これもあまり刺さらなった。
・タネばくだん
対。ただ一撃で倒せなかったりする。
などの壁解除に。ドレパンのほうが強いと思う。
役割
有利
でんきだま→ドレパンで有利に戦える
はたきおとす→ドレパンで有利に戦える
はたきおとす連打。おにび入れられてもいつか倒せる
互角以上(持ち物次第)
眼鏡、ラム以外なら戦える
ハチマキ以外ならいける、返しのドレパンで体力回復
タスキならなげつける→はたきおとすで有利(キングシールドはまけんきでA+1)
苦手
ダイジェッター、上から一撃で倒される、起点にされる
超火力、上から一撃で倒される
エーフィ、上から一撃で倒される
エルフーン、起点にされる
かくとう弱点でない受けポケ、突破できない
総括
先発要員としてのナゲツケサル、使用感はそこそこよかった。まず現環境で先発として出てきやすいポケモンに五分以上に戦えるのが強い。思い返せばシーズン4で当たった3割くらいは初手だった気がする。また、はたきおとす、でんきだまなげつけるがともに裏にも負荷をかけることができ、安易な後出しを許さないところが強かった。なお、ダイジェッターに弱いのはどうすることもできないので、裏にストッパーを用意するのは必須。せっかくでを倒しても、裏から出てきたに3タテされたら意味がない。
また、苦手なポケモンも多めなため、先発候補はほかにも用意しておくべき。上に挙げたポケモンが2体以上相手パーティにいるようなら、選出を控えたほうがいいだろう。
最後に
ここまで読んで下さってありがとうございました。前回の構築記事で書き足りていないところがあったので、個別に記事を書いてみました。
ナゲツケサルという名前なのに初手なげつけるが全く警戒されないこのポケモン、意外と一発芸に留まらない強さを見せます。興味を持った方がいたら使ってみてください。種族値がの完全下位互換なのは内緒で・・